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執筆者の写真daisuke tanaka

EACH LITTLE THINGから 物語の森へ


空っぽの写真たち。 昨日、訪れたギャラリーで耳にしたこの言葉にはっとした。


空っぽというのは、何もないというわけではない。 

沈黙が、無ではないように。 

空っぽのまま存在してしまうというのは、ある意味、澄み切っているのだ。


空っぽの写真たちには、イメージ(画像)はあれど、どう見せたいかの意図すらも

ろ過されて、掴みどころがないかも知れないけれど、それらを時に超えていく

その澄み切りの純度みたいなものは、見せ方も含めて、写真には写ってしまうのだ。 


そしてその後ろには、作者の持つ様々な経験や、身体を通した思想が輝いているのだ。


そんな展示に2つ触れた。  届かない何かがある展示たちです。 


https://www.facebook.com/poeticscape/photos/pcb.212227149557869/1727983350600655/?type=3


https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10214857783490481&set=pcb.10214857809651135&type=3

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